「大量に作れる料理」といえば真っ先に思い浮かぶのがカレーですが、そればかりでは飽きてしまうことも。
来客時や作り置き、家族が多い日など、“カレー以外”の大量調理レパートリーを持っておくととても重宝します。
丼や煮込み、野菜たっぷりのおかずまで、カレーに負けない便利さと美味しさが詰まったアイデアをたっぷりご紹介します！
カレー以外で大量に作れる料理とは？定番＆人気の理由
忙しい日や来客時、イベント・合宿ご飯など、たくさんの量を一度に作る機会は意外と多いもの。
そんなとき、定番の「カレー」以外で大量に作れる料理を知っておくと、レパートリーが広がります。
また、保存が効く・コストを抑えられるなど、実用的なメリットも多く注目されています。
大量に作るメリットと注意点｜保存・コスパ・味の工夫
- 保存性：冷蔵・冷凍保存で数日分に分けられるため、調理の手間を減らせるのが大きな魅力です。特にスープや煮込み料理は冷凍に向いており、週末にまとめて作っておけば平日のご飯支度がぐっとラクになります。また、味がしみ込みやすくなるので翌日のほうが美味しいという嬉しい効果も。
- コスト面：食材をまとめて買えば割安になるだけでなく、旬の野菜や特売品をうまく活用することで、さらにコスパが良くなります。業務スーパーや大型スーパーの活用もおすすめで、冷凍保存可能な食材を中心にまとめ買いすると無駄が減ります。
- 味の工夫：スパイスや薬味、トッピングを加えることで、同じ料理でも印象を変えることができます。例えば、煮込み料理にカレー粉を少量加えるだけで風味が変わり、飽きにくくなります。仕上げにチーズや卵をプラスしたり、ごま油や酢でさっぱりさせたりと、手軽な味変が可能です。
ご飯に合う！カレー以外の大量レシピ【丼・煮込み編】
牛丼・親子丼・中華丼・ガパオ風などアレンジしやすいメニュー
丼ものは「ご飯にのせるだけ」で済むので調理も配膳もラクで、忙しい家庭や大人数の場にもぴったりです。
味のバリエーションが豊富で、具材の使いまわしや冷蔵保存にも適しているのが魅力。
- 牛丼：玉ねぎと牛肉で定番の味。甘辛い割下が染み込んだ牛肉は、ご飯との相性抜群。紅しょうがや七味でアクセントを加えると、より飽きずに食べられます。
- 親子丼：鶏肉と卵で栄養バランスも◎。出汁が効いた優しい味付けで、子どもから高齢の方まで人気。ねぎや三つ葉をトッピングすると彩りもアップ。
- 中華丼：野菜と豚肉でボリューム満点。オイスターソースやごま油を加えることで風味が増し、野菜もたっぷり摂れる一皿になります。
- ガパオ風：ひき肉とバジルでエスニックな香りが楽しめる料理。ピリ辛の味付けが食欲をそそり、目玉焼きをトッピングすれば、さらに満足感のある一品に。
- そぼろ丼：鶏ひき肉に砂糖・醤油・みりんを加えて煮詰めるだけで簡単に。炒り卵やいんげんと組み合わせれば彩りも鮮やか。
- 鮭フレーク丼：鮭を焼いてほぐし、ご飯にのせて大葉や白ごまで風味をプラス。お弁当にも重宝するさっぱり系メニュー。
シチューやハヤシライス以外の煮込み料理のアイデア
煮込み料理は一度に大量に作れて、時間が経つほど味がなじみやすいのが特徴です。
具材に火が通るだけでなく、じっくりと煮込むことで素材の旨味がスープやソースに染み出し、全体に深みのある味わいが広がります。
また、一晩寝かせることで味がさらにしみ込み、翌日にはより美味しく感じられることも多く、再加熱でも風味を損なわないため、作り置きにも最適なジャンルのひとつです。
- クリーム煮（鶏肉ときのこ）：牛乳または豆乳でまろやかに仕上げる。じゃがいもやブロッコリーを加えてボリュームアップも◎。
- トマト煮（豚バラとキャベツ）：ホールトマト缶を使えば簡単。ニンニクやローリエで香りをつけて本格派の味わいに。
- 中華風煮込み（八角やごま油で風味豊か）：豚バラや手羽先を使い、しょうゆベースでじっくり煮込む。青梗菜を加えて彩り良く。
- 和風角煮：豚の角煮に大根やゆで卵を加え、味の染み込んだ一皿に。圧力鍋を使えば時短にも。
- 魚の煮付け：あじやさばを甘辛く煮付けて、冷蔵保存もOK。骨まで柔らかく煮るとカルシウム補給にも。
豆腐・厚揚げ・野菜を使ったヘルシー＆ボリュームおかず
低カロリー・高たんぱくな豆腐系や野菜を使えば、健康志向の食事にも最適です。
豆腐は消化にも良く、胃腸にやさしい食材として知られています。
また、厚揚げや高野豆腐などの大豆製品も満足感を与えつつカロリー控えめなので、食べ応えがあるのにヘルシーです。
野菜もビタミンや食物繊維が豊富で、炒め物や煮物に加えることで彩りや食感のアクセントになり、バランスの良い一皿に仕上がります。
特に旬の野菜を取り入れることで、味も栄養もぐっとアップします。
- 麻婆豆腐（辛さ調整で子供にもOK）：豆板醤や甜麺醤で本格的な味に。辛さ控えめにすれば家族全員で楽しめます。
- 厚揚げのそぼろあんかけ：片栗粉でとろみをつけると冷めても美味しく、お弁当にも使いやすいです。
- かぼちゃとひき肉の煮物：ほんのり甘いかぼちゃと旨みのあるひき肉が絶妙にマッチ。しょうゆ・砂糖・みりんで味付けすれば間違いなし。
- 野菜と厚揚げの味噌炒め：キャベツやピーマンと一緒に炒めるだけで、味噌のコクと野菜の甘みが引き立ちます。
- 小松菜と豆腐の炒め煮：簡単で栄養価が高く、あと一品にもぴったりの副菜です。
大鍋で作れる野菜たっぷりレシピ｜節約にも◎
キャベツ・ねぎ・きのこ・大根などの使い回しテク
- キャベツ：炒め物・煮込み・味噌汁に万能。春キャベツならサラダにも使いやすく、芯の部分は千切りして浅漬けにも応用できます。また、ロールキャベツや塩もみにも使え、1玉あれば何品も作れる優秀食材です。
- ねぎ：薬味・煮込み・焼き物にも使える万能野菜。青い部分はスープや鍋の風味付けに、白い部分は焼きねぎや炒め物にぴったり。冷凍保存もできるため、買いすぎても無駄になりません。
- きのこ：うまみが出て量増しにも使える便利食材。しめじ、えのき、エリンギなど種類も豊富で、冷凍するとさらに旨味がアップ。炊き込みご飯やスープ、炒め物、グラタンなどにも幅広く使えます。
- 大根：煮物・おでん・すりおろしで活用。葉の部分も炒め物やふりかけにすると無駄がありません。おろしてポン酢と合わせればさっぱりした副菜に、輪切りにして出汁で煮ればメイン級のおかずにも。
味噌・めんつゆ・オリーブオイルで簡単和洋中バリエーション
- 味噌ベース：豚汁・みそ炒めなど和風の定番メニューに最適。味噌＋砂糖＋しょうゆで甘めに仕上げると子どもにも食べやすく、ごはんが進む味わいになります。
- めんつゆベース：煮びたし・煮物・丼のタレとしても活用可能。水と割るだけで簡単に味が決まり、火を入れることで風味もまろやかになります。天ぷらのつけだれとしても優秀です。
- オリーブオイル：洋風スープ・ラタトゥイユ風・ペペロンチーノ風の炒め物にも応用可能。ハーブやにんにくと組み合わせれば、風味豊かなイタリアンに早変わり。サラダにもそのまま使えるので、調理の幅が広がります。
スパイス・香味野菜で風味アップする味変アレンジ
- 生姜・にんにく・ごま油などで風味強化：香味野菜を加えるだけで料理の香りと奥行きがぐっと増します。特ににんにくは炒め物に、生姜は煮物やスープに相性抜群です。仕上げにごま油をひとたらしするだけで、簡単にプロの味に近づきます。
- クミン・コリアンダーでエスニックに：スパイス初心者でも扱いやすい組み合わせで、カレー風味やアジアン料理に変身します。炒め物や煮込み料理に加えるだけで、食卓が一気に華やかになります。
忙しい人向け｜ほったらかしOKな大量作り置き術
フライパン＆鍋ひとつで作れる簡単ほったらかしレシピ
忙しいときでも、材料をひとつの鍋やフライパンにまとめて放っておくだけで完成する「ほったらかしレシピ」は、大量調理にぴったり。
下ごしらえもシンプルで、洗い物も少なく済むため、平日や帰宅後の時間にも重宝します。
- 鶏肉と野菜の蒸し煮：鶏もも肉とキャベツや人参を重ね、酒と塩だけで蒸し煮にするだけ。素材のうま味が引き立ち、子どもにも人気。
- キーマ風ひき肉炒め：合いびき肉に玉ねぎ・ピーマンを加えて炒め、カレー粉やトマトペーストで味付け。冷凍にも向いており、作り置きに最適です。
- 豚バラ大根の煮込み：切った大根と豚バラ肉を鍋に重ね、しょうゆ・みりん・酒でコトコト煮込むだけで完成。味が染み込んで、ご飯が進む一品。
- 鮭ときのこのバター蒸し：アルミホイルに鮭としめじをのせ、バターとポン酢をかけて包み、フライパンで蒸し焼きに。洗い物も少なく、風味豊か。
作り置き・冷凍に向く食材と保存のポイント
- 根菜類・きのこ・ひき肉・豆類が冷凍しやすいだけでなく、食感や栄養を保ちやすいのがポイント。にんじんやごぼうなどは下ゆでしてから冷凍するのがコツ。
- 冷凍時はジップ付き袋で薄く平らに保存が◎。調理の際、凍ったまま鍋に入れても均一に火が通りやすく、時短にもつながります。
- 冷凍庫内で立てて収納できるようにしておくと、スペースも有効活用できます。
弁当・夕飯にも活用できる再加熱アレンジ術
一度作った料理も、ひと手間加えれば新しい味に変身。
たとえば、少しの調味料や加熱方法を変えるだけで、まったく別の料理として楽しめるのが大量調理の魅力です。
家族の好みやその日の気分に合わせてアレンジできるので、同じ食材でも飽きずに食卓を彩ることができます。
- チーズをかけてトースターで焼く：キーマ風炒めにチーズをのせて焼けばドリア風に。香ばしさが食欲をそそります。
- 麺にのせて即席あんかけ焼きそば：野菜の煮物や肉炒めを温めて、焼きそばの麺にとろみをつけてかけるだけで、ボリューム満点の一品に。
- パンに挟んでボリュームサンドに：蒸し煮や炒め物をバンズで挟めば、ランチにもぴったりなホットサンドに。
- 卵で包んでオムレツ風に：残り物の炒め物を卵で包むだけで、お弁当にも映えるおかずに早変わり。
大量に作った料理をもっと美味しく！アレンジ＆活用法
チーズ・キムチ・ごま油など人気食材で簡単アレンジ
少しの工夫で味に変化が出る食材は、大量調理のマンネリを解消してくれる心強い味方です。
常備しやすく、どんな料理にも合わせやすいチーズやキムチ、ごま油などは、味のアクセントとしてだけでなく、食欲をそそる見た目や香りの演出にも効果的です。
これらの食材を使えば、手間をかけずにまったく違う印象の料理に仕上げることができます。
- キムチ＋卵で韓国風炒め物に：余った肉や野菜とキムチを一緒に炒め、卵でとじれば旨辛な一品に。ご飯との相性も抜群で、お弁当にも◎。
- ごま油＋醤油で香ばしさアップ：野菜炒めや冷奴にたらすだけで、風味豊かな中華風に早変わり。仕上げに白ごまをふると香ばしさが引き立ちます。
- チーズ＋トマトソースで洋風グラタン風に：煮込み料理や炒め物にチーズをのせて焼くだけで、とろけるチーズのコクが加わり、満足感の高い洋風おかずに。
- マヨネーズ＋七味でピリ辛和風に：鶏肉や根菜と相性がよく、まろやかさと刺激のバランスがクセになる味わい。
- 味噌＋みりんでコク深く：炒め物に加えれば濃厚で甘辛な味に仕上がり、ご飯が進むおかずに変身します。
ご飯・パン・麺・サラダに合う応用パターン紹介
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元の料理 |
応用例 |
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ひき肉の煮込み |
ご飯にのせてドライカレー風 |
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野菜炒め |
パスタにのせて焼きそば風 |
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クリーム煮 |
パンに挟んでホットサンド |
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煮物 |
サラダのトッピングにも活用可能 |
Q&A｜大量調理を失敗しないコツと豆知識
味が薄くなる・飽きる問題を解決するコツ
- 少し濃いめに味付けし、最後に調整を：大量調理では具材の量が多いため、思った以上に味が薄まることがあります。最初から濃いめにしておくことで、加熱後や冷凍・再加熱後でも味がぼやけにくくなります。また、食べる直前に味を再確認し、必要であれば追い調味料で整えるのがポイントです。
- 酢やレモン汁で酸味を加えると味に立体感が出る：酸味は味覚を引き締め、全体のバランスを整える効果があります。特に煮物や炒め物など、甘辛い味付けのものに少しの酸味を加えると、味にメリハリがついて飽きずに食べられます。お酢だけでなく、ゆずやライムなどの柑橘類もおすすめです。
- スパイスや香味野菜で変化をつける：にんにくや生姜、カレー粉やガラムマサラなどを加えることで、同じ材料でも違った印象の料理に仕上がります。味変の一工夫として常備しておくと便利です。
調味料の比率と味の調整術
- 「味見しながら足す」が基本：一度にすべての調味料を加えるのではなく、少しずつ味見をしながら足すことで、失敗を防げます。特にしょうゆや塩などの塩味は後から加える方が調整しやすいです。
- 目安：醤油1：みりん1：酒1で和風煮物に万能：この黄金比は、肉じゃがや魚の煮付けなど幅広い料理に応用可能です。さらに砂糖を加えることで甘みが増し、より家庭的な味わいに近づきます。味噌や白だしを加えてアレンジするのもおすすめです。
まとめ｜カレー以外でも！大量に作れる料理の活用法
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項目 |
内容 |
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保存性 |
冷蔵・冷凍で日持ちし、平日の手間を大幅軽減 |
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アレンジ性 |
丼・炒め物・煮物など多彩なバリエーションあり |
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コスパ |
まとめ買い＋冷凍食材の活用で食費節約にも効果的 |
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味変テク |
スパイス・薬味・トッピングでマンネリ防止 |
「大量に作れる料理 カレー以外」は、作り置きや節約にも強い味方。飽きずに楽しむコツを押さえれば、毎日の献立がぐっとラクになります。
