オアシスの代わりになるものを100均で！でも、選び方に注意も

「オアシスの代わりになるものって、100均にあるの？」フラワーアレンジメントをもっと気軽に楽しみたい方にとって、コストや手軽さは重要なポイント。

この記事では、100円ショップで手に入るオアシスの代用品とその選び方、実際の活用アイデアまでを詳しくご紹介します。

ただ、代用として使えるのと、目的に合っている代用品なのかは別の話。最後までご覧頂いて「ベストな代用品」をみつけてくださいね！

オアシスの代わりになる100均アイテムとは？

オアシスとは？用途と必要性の基本知識

フラワーアレンジメントに欠かせない「オアシス」は、花を安定して立たせる土台として使われるスポンジ状の素材です。

見た目はシンプルですが、実はとても重要な役割を担っています。

水をたっぷり吸い込み、挿した花に少しずつ水分を供給してくれるため、生花の鮮度を保ちやすくなります。

また、アレンジメントの形を安定させるホールド力も持ち合わせており、デザインの自由度を高めてくれる存在です。

特に花の本数が多い場合や、複雑な配置にしたいときは、オアシスがあることで作業がぐっとしやすくなります。

その一方で、オアシスは一度使うと再利用が難しく、コストもそれなりにかかるため、使い捨てになりがちなのが悩みのタネ。

そうした背景から、100均などで手軽に手に入る代用品への関心が高まっているのです。

100均で手に入るオアシスの代わりになるものの選び方

オアシスの代用品を選ぶ際に重視すべきポイントは、以下の4つの観点に分けて考えるとわかりやすくなります。

選定基準	説明
吸水性	生花を使用する場合に最も重要な要素。水分をしっかり保持し、花に供給する必要があります。
安定性	茎がぐらつかず、しっかりと固定できること。特に大ぶりな花や複数の花を使用する際に重要です。
加工のしやすさ	ハサミやカッターで自由にカットでき、器やアレンジに合わせやすい素材が理想的です。
使用目的の明確化	生花、造花、ドライフラワーなど、使用する花材に応じた適切な素材を選ぶことが必要です。

たとえば、生花には吸水性のあるスポンジが不可欠ですが、造花であれば吸水性よりも軽さや見た目の安定感が求められます。

使用する花材と目的を明確にし、それに合った素材を選ぶことが、失敗しない代用品選びのポイントです。

100均の商品棚をチェックする際も、この基準を意識することでよりスムーズに選べるようになります。

100均で買える！オアシスの代わりになるものと特徴

メラミンスポンジ：コスパと吸水力で人気

メラミンスポンジは、掃除用品としてよく知られているアイテムですが、実はフラワーアレンジメントにもぴったりな素材です。

その秘密は、内部にたくさんの細かな気泡を持つ多孔質構造。これにより優れた吸水力を持ち、水をしっかりと保持してくれます。

また、柔らかい素材なので、花の茎を差し込みやすく、力を入れなくてもきれいにセットできます。

さらに、ハサミやカッターで簡単に形を整えられるため、小さな器や複雑なレイアウトのアレンジにも対応可能です。

しかも、100均で大量に入手できることから、コストパフォーマンスにも非常に優れています。

初心者でも使いやすく、手軽にフラワーアレンジメントを楽しみたい方にはおすすめの素材です。

発泡スチロール：軽量で扱いやすい素材

発泡スチロールは非常に軽く、加工のしやすさに優れた素材です。

カッターやナイフで自由な形にカットできるため、円形、ハート形などの特殊な台座としても活用できます。

また、接着剤や両面テープとの相性もよく、安定感のあるアレンジが作りやすい点も魅力です。

ただし、水を吸収しないため、生花には不向きです。

そのため、主に造花やドライフラワーを使ったアレンジメントで使用されることが多いです。

軽量なので、壁掛けアレンジや吊り下げ装飾にも適しており、イベント装飾やインテリア制作にもおすすめの素材です。

吸水性スポンジ：生花にも対応できるアイテム

台所で使われる吸水性スポンジは、生花を飾る際の代用品としても活用できます。

特に柔らかく、手で簡単に形を変えられるタイプのものは、器の形に合わせやすく便利です。

水をたっぷり含ませることで、オアシスと同様に茎に水分を供給することができます。

また、100均では色やサイズが豊富に取り揃えられているため、アレンジの規模に応じて選べるのも利点です。

注意点としては、製品によっては加工に向かない素材もあるため、柔らかくて崩れにくいタイプを選ぶのがポイントです。

家庭に常備されていることも多く、急な使用にも対応できるのが強みです。

剣山の代用品：ワイヤーやネットの活用法

剣山の代わりとして活躍するのが、ワイヤーネットや金網などの100均素材です。

これらは、造花やドライフラワーをしっかりと固定するのに最適で、器の形に合わせてカットすることで安定感を得られます。

ワイヤーネットは柔軟性があり、湾曲させて使うこともできるため、立体的なアレンジにも対応できます。

さらに、グルーガンや結束バンドと組み合わせることで、より固定力の高い仕上がりにすることも可能です。

繰り返し使用できるため、エコな観点からも注目されています。

ナチュラルで素朴な雰囲気を出したいときや、手作り感を演出したい場面でも重宝されるアイテムです。

生花と造花で使える代用品の違いと使い分け

生花用に向いている素材とは？

生花を使用するアレンジメントでは、「吸水性」が最も重要な条件となります。

なぜなら、花は茎から水分を吸い上げることで鮮度を保ち、美しさを長く維持するからです。

そのため、水分をしっかりと保持し、必要な分だけを花に供給できる素材が求められます。

以下の表に、生花用として向いている代表的な代用品を、主な特長とあわせてまとめました。

素材	吸水性	柔軟性	加工のしやすさ	安定性	コメント
吸水性スポンジ	◎	◎	◎	○	生花に最適。台所スポンジも応用できる。
メラミンスポンジ	◎	○	◎	○	コスパが高く、初心者にも扱いやすい。

「吸水性スポンジ」や「メラミンスポンジ」は、多孔質構造を持ち、水をしっかりと含ませることができるため、生花に必要な水分を継続的に供給できます。

特に、吸水性スポンジは非常に柔らかく、花の茎を簡単に差し込むことができるほか、器に合わせた形状への加工も自由自在です。

これにより、花の配置の自由度が高まり、繊細なアレンジも可能となります。

また、メラミンスポンジもカットのしやすさと適度な柔軟性を持ち、初心者でも手軽に使える点が大きな魅力です。

柔らかすぎると花が倒れやすくなるため、一定の硬さがあることも重要で、どちらの素材もそのバランスに優れています。

これらの特性により、小型のブーケからテーブル装花まで、幅広い用途に対応できる万能な代用品と言えるでしょう。

造花アレンジに適した代用品とは？

造花やドライフラワーを使ったアレンジメントでは、生花のように吸水性は必要ありません。

その代わりに、形をしっかりと保てる「強度」と「形状保持性」が重要な素材選びの基準になります。

その点で優秀なのが「発泡スチロール」や「ワイヤーネット」といった軽量で加工しやすい素材です。

発泡スチロールはカッターなどで自由な形にカットでき、フラワースティックをしっかり固定できる密度もあるため、デザイン通りに配置しやすくなります。

一方、ワイヤーネットや金網は、立体的なアレンジや吊るすタイプの装飾にぴったりです。柔軟性があるため湾曲させることも可能で、壁掛けデコレーションやリースのベースとしても人気です。

さらに、グルーガンや結束バンドとの併用で、より高い固定力とデザイン性を実現できます。

これらの素材は、軽くて扱いやすく、繰り返し使用できる点でもコストパフォーマンスに優れており、インテリアやイベント装飾でも幅広く活用されています。

オアシス代用品の比較表と選び方のコツ

吸水力・安定性・コスト面で比較

代用品	吸水力	安定性	コスト	用途
メラミンスポンジ	◎	○	◎	生花・造花兼用
発泡スチロール	×	◎	◎	造花用
吸水性スポンジ	◎	○	◎	生花用
ワイヤーネット	×	◎	○	造花・ドライ用

サイズや形に応じた使い分けポイント

小型の器や複雑な形のアレンジには、柔軟にカットできるメラミンスポンジや吸水スポンジが便利です。

たとえば、丸みを帯びたグラスや浅い小鉢のような器には、スポンジを自在にカットしてフィットさせることで、美しく仕上がります。

スポンジのやわらかさを活かして、微調整しながら挿し位置を決めることができるのも魅力です。

一方で、大きめのアレンジや壁掛けデコレーションなどには、安定性と軽量さを兼ね備えた発泡スチロールやワイヤーネットの活用が効果的です。

とくに、重みのある造花や長さのある茎をしっかり支える必要がある場合、土台に強度のある素材を使うことで、全体のバランスも整いやすくなります。

用途や飾る場所に合わせて、素材を選び分けることが理想的です。

実際に使ってみた100均アイテム活用事例

メラミンスポンジで作るナチュラルアレンジ

小さなガラス容器に

カットしたメラミンスポンジを詰め
その上から軽く水を含ませておく

生花を挿すだけで簡単にナチュラルで可愛らしいアレンジメントが完成します。

吸水性が高いため、花の鮮度も長持ちしやすく、特別な手入れがいらないのがうれしいポイントです。

また、容器のサイズや形に合わせてスポンジを自由にカットできるので、丸型や四角型の器はもちろん、細長いグラスや小瓶にもぴったりフィット。

透明な器を使えば、スポンジの断面や根本の様子も透けて見え、より自然で爽やかな印象に仕上がります。

初心者の方でも失敗が少なく、贈り物やインテリアとしても活躍してくれます。

まとめ

以下に、主な代用品の特徴を表にまとめました。

素材	吸水力	安定性	コスト	向いている用途
メラミンスポンジ	◎	○	◎	生花・造花
吸水性スポンジ	◎	○	◎	生花
発泡スチロール	×	◎	◎	造花・ドライフラワー
ワイヤーネット	×	◎	○	造花・吊るす装飾など